デッサンは誰でも習得できる技術です。

『まったくの初心者の私でも?』

そうです!

まったくの初心者のあなたでもです!

普段の生活に支障のない視力をもっている人であれば、

適切な指導を受ければ誰でも身に付けることのできる技術です。

まだ体験していないあなたにとって

絵を上手に描けるようになった自分を想像することは

難しいかもしれませんが

感覚的には

上手な字のお手本のみながら書き写す硬筆に似ています。

書く姿勢を整え、

紙を右に、お手本を左に設置します。

呼吸を落ち着けて書き写します。

デッサンと硬筆は本質的に同じで、

できるだけ正確に描く写すなのです。

 

私が受ける質問の中で最も多いのが

『絵を上手に描くコツは何ですか?』

『描くコツを教えてください!』

私の答えは

『モチーフをよく見ることです』

と、お答えしています。

 

この一言に尽きてしますのですが

初心者の方にとっては

悩みを解決する答えになっていないことに気付きました。

正直、

描き方にコツはありません!

さらに地獄に突き落とすような言葉になってしましました。

でも真実なのです。

覚えておいてください。

 

この言葉には続きがあります。

『描き方にコツはない。見方にコツがある』

多くの芸術家が、

上手に描くコツを

『よく見ること』を答えていることの真意がここにあります。

また、

描き方にコツがないので

『よく見ること』としか答えようがないのです。

 

デッサンとは『観察』です。

 

その『観察』を鍛える方法を今後紹介していきます。

最後に、

こちらの言葉を紹介し終了したいと思います。

最後までありがとうございました。

 

P.S.

『画家は目で描くのであって、手で描くのでははない。

眼に映るものが何であれ、はっきりと見さえすれば描くことができる。

絵を描くには注意力と努力が必要だが、筋肉の動かし方は名前を書くのと

それほどちがいはない。はっきり見ることこそが重要なのだ』

モーリス・グロッサー『画家の目』1951年